田代 政
1956年8月31日生まれ
庚 丙 丙
午 申 申
丁 庚 庚
比劫星が強いので、元来自我は強い。
責任感も強く、「不言実行」型の人。
ただし、天干が強烈な社会星(偏官星)なので、幼少期から
親や社会の抑圧が強く、日干蔵干にも優等生な社会星(正官星)
が来ているので、自我をねじ曲げて「良い子ちゃん」に
なっていた傾向がある。
社会星が命式に2種類混在していると「官殺混雑」といって
社会に対して「ダブルスタンダード」な考えや行動をする
傾向がある。色事にお盛んな方は「家庭」と「外」に愛する
異性を持ったり、表の顔と裏の顔が正反対な人格だったり
する場合がある。
彼の場合、元々攻撃的な性格を親や配偶者との関わり合いで
押さえ込んでいた所があったかもしれない。
天干は本人に巡ってくるモノなので、前述の自我の強さは
「強運」も意味することから、自らのフィーリングを美味く
表現できる力を身につければ、自我を変にねじ曲げることも
なかったと考える。
ただ彼自身が、何かを「任される」と過大にストレス
として受け止めやすい傾向が強かったと思われるので
周りが気がついてあげないと改善は難しかったかもしれない。
金性の日干の方は元々、人に助けを求める事には不器用な
方が多い。特に庚金日の方は
「原石は磨かれてこそ光る」
という習性がある為、ストレスに真っ正面から向かってしまう
傾向がある。
問題は彼の場合、木性(甲・乙)が先天星にない為、自律神経
を痛めやすい傾向があり、また土性(戊・己)も無いため
胃腸もストレスに耐性がないと思われる。
さらに水性(壬・癸)も無いため、腎臓もあまり強くなく
血液が濃くなる傾向がある。
彼は早い段階で「開き直り」をしていれば「あってはならない」
行動に進まなかったかもしれない。
※ここでいう開き直りは、自身の限界に早い時点で「気づいて」
行動するという意味であり、自暴自棄という意味では無い。
彼にとって木性は財運を表し、土性は知識・先祖の恩恵を
水性は表現力・欲求を意味する。
それらを先天星に持っていない彼は元々
「器用な社交性バリバリ人間よりも、質実剛健で不器用な職人」
に適性があったと考える。
見た目は金性の持つ男っぽさの魅力があったが、内面は
「熱の冷まし方も役割も増やし方も知らない真っ赤な鉄」
なので、熱を冷ます=水で冷やすということになり、彼に
とって水は「露出」も意味する。だが彼は心のバランスも
「社会の倫理観」も見失った状態で「表現・露出」を
求めたため
「あってはならない心の露出」
に繋がったのではないかとも考える。
芸能人は内臓や自律神経が弱い人には、とても辛い仕事だと思う。
自身が弱い部分はプロのトレーニングや「心の経験値」を糧に
強くしていくことを日々心がけていくしかない。
彼に必要なことは色々あると思うけど、一番大事な事は
「まずは己を知り、冷静になること。」
ことではないかと思う。。。